group overview
団体概要
「のと Food Studies」は、能登半島の突端の珠洲で弁当屋を営み、昔ながらの郷土料理を受け継ぐ岩坂敦子と、同じく珠洲で揚げ浜の塩を作りながら「しおカフェ」を開いている中巳出理(Ante代表)、それに地元で地域創生活動を進める稲垣渉(金沢工大教授)の3人が立ち上げた組織です。
私たちは、日本の社会が抱える「食の乱れ」の現状に立ち向かおうとするすべての人たちと連携します。
食の改善に関する活動は、食生活の変化による健康課題から、食品、食材の安全安心の問題、伝統的な食文化の保持、自然環境への影響、配慮の問題など多岐にわたっています。さまざまな食に関わるテーマがある中で、生活の中にある食、すなわち「民食」の考え方は、各地のそれぞれの地域事情を反映して当てはまるものがあると思います。そうした事例を共有することも含め、食のあるべき未来を共に考えていきたいのです。
symbol
象徴
能登の美しい四季をイメージしています。
「春」 花けぶる里は桜色に染まり
「夏」 日盛りの日本海は群青に輝く
「秋」 色づく山々は紅色に照り映え
「冬」 鉛色の海と空に波の花が舞う
能登の四季にはメリハリがあります。明確な色彩の違いが、季節ごとに人々の生活を包み込みます。自然は、時に日常を脅かしもしますが、それ以上に豊かな恵みを与えてくれます。自然を畏れ、自然を愛しむ能登人の暮らしには、季節の色が染み込んでいるのです。
ロゴの四色は、能登の季節の移ろいを示しています。その色彩の中に、旬の食材と、季節ごとの料理の数々も溶け込んでいるのです。ロゴには、この地の風土と人々の生き方への賛歌の思いが込められています。
岩坂 敦子
ATSUKO IWASAKI
奥能登珠洲に生まれ、珠洲に育つ。祖母に手ほどきを受けた郷土料理を受け継ぐ料理人。生まれ育った土地の自然の恵みを大切にしたいと、古くから伝わる料理法を継承するとともに、地元の食材を使った新たな料理づくりも進める。能登の家庭や職場に手作り弁当を届けたいと、1984年に「さきちゃん弁当」を開業。能登の郷土料理を取り入れたヘルシーなメニューを中心に地元のお年寄りらに弁当を届けている。
中巳出 理
RI NAKAMIDE
地域の伝統・文化・歴史・特産物を生かした商品を開発し地域活性化に貢献したいと2009年に株式会社Anteを起業。ヒット商品「しおサイダー」の生みの親。発売以来、地域振興の一助にと、売り上げの一部を珠洲里山里海応援基金に寄付している。2014年古民家をリノベーションし「しおカフェ」を開業、2016年には旧塩田を再生し揚浜式製塩事業に着手するなど、能登の交流人口増や地元の活性化に貢献している。
早稲田大学卒。北國新聞記者として、主に地方政治、行政に関わる。2008年に(株)テレビ金沢に転出し、同社長、同会長を務める。この間、金沢芸術創造財団理事などに就き、社会活動にも関わる。2017年に金工大教授に就任。季刊の地域雑誌「わらいふ」を創刊し、人生100年時代に向けた生き方を提言しながら、地域創生活動に取り組む。株式会社WIM 代表取締役、(一社)地域創生マネジメントいしかわ代表理事。
member
メンバー紹介
稲垣 渉
WATARU INAGAKI
information
会社情報
名称 のとFood Studies
住所 〒927-1323 石川県珠洲市片岩町ラ部34番地
設立 2020年12月10日
個人メンバー
・稲垣 渉 金沢工業大学教授
・中巳出 理 ㈱Anteのと(しお・CAFE、揚げ浜塩田事業)
・岩坂 敦子 さきちゃん弁当
・金田 直之 珠洲市副市長
・田中 愛子 SDGsのためのフードスタディーズ研究会代表
・伊藤 浩二 岐阜大学地域協学センター助教授
・山本 佳成 東京観光専門学校Cafe学科長
・梅田やすこ 管理栄養士(國學院大學蹴球部)
・金高 有里 札幌保健医療大学准教授(地域での母子栄養活動)
・足袋抜 豪 ベジュール(珠洲市・有機農業)
・松田 徹郎 松田牧場(能登牛)
・和田丈太郎 庄屋の館
・山下 史恵 (株)リトロヴォ
・岡田 有紀 (一社)地域創生マネジメントいしかわ
・室島 満 (株)室島精工
・岡田 功 フードコーディネーター
法人メンバー
・一般社団法人地域創生マネジメントいしかわ
・(株)Ante
・(株)WIMウィム
・(有)エヌ・シー・シー