What is
noto food studies

​のとFood Studiesとは

私たちは、「民食」運動の推進を提唱します。日本各地の風土に育まれ、民衆の生活に根ざした食、それが「民食」です。〝手仕事〟が支える郷土料理、地域で賄う食材を大切に生産から消費まで、見える「食の循環」を守りましょう。

 

「民食」で大切なことは、生産、流通、消費に至る、食材と料理の経路、経緯が見えていることです。

食の安全、安心が危うくなるのは、農作物や魚、肉類が採取、飼育、捕獲され、流通、加工、消費に至るプロセスの中で、不透明な部分があるからです。誰がどのように栽培した農作物なのか、あるいは、捕獲した魚介類なのかが分かっているというのは食の安心の第一歩です。ましてや、自ら採取した山野草や海の幸であれば、安心、安全の面でこれほど確かな食材はないわけです。だからこそ、近隣の地元の食材を使って作り上げる、郷土料理を大切にしたいのです。

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​民食への想い

地域に根ざした“手仕事”の料理

地域それぞれの自然環境の中で育まれた食材を使いながら、連綿と受け継がれてきた手仕事の料理ことが「民食」の原型です。

日々の暮らしの中で、食材を見分け、調理方法を考える。そこにはそれぞれの料理を作り上げる知恵がありました。健康への配慮はもとより、食べられることのありがたさと食べることの楽しみが、日々の暮らしの中にありました。豊穣の国、日本だからこそ、食材もバリエーションに富み、地域には独自の料理が生まれ、継承されてきました。手仕事といってよい個性と温かみを備えた料理こそ伝えていきたいのです。

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「風土性」「伝統性」「廉価性」「手作り」

民食にはいくつかの特性が挙げられます。それは「風土性」、「伝統性」、「廉価性」、そして「手作り」であること。

「風土性」とは、それぞれの土地にある食材とそれを生かした料理であることです。「伝統性」とは、地元に古くから伝わる食材、料理であり、家庭内や地域の中で育て方や採取法、作り方が連綿と受け継がれてきているものです。食に関する行事も含め地域の食文化と呼べる存在があることです。「廉価性」は、文字通り、高級料亭の料理ではなく、日常的に地域の生活の中に生きて来た料理です。食材も含め、誰もが手軽に食することのできる田舎料理なのです。手作りは、日々暮らしの中で家庭内の手仕事の一つとして作られてきた料理を意味します。

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地産地消の「食の循環」

​民食は、風土や自然の恵みをいただき、長きにわたり地域の人々の命と暮らしを守ってきた、いわば地産地消の食の循環を指しているとも言えます。生産から消費まで、地域の中でうまく循環するならば、そこに持続可能な農林水産業があり、地域経済があり、そして地域の食文化が受け継がれて行くことになるのです。

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